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2016.10.10 ON SALE
エリオトロープ
Héliotrope
寺田 愛(フルート)
Ai TERADA, flûte
融点を彷徨う たおやかなフルートがパリの薫香を運ぶ
19世紀末から20世紀前半に黄金期を迎えたフランス音楽においてフルートほど重要な役割を担った楽器はなかったかもしれない。ピエルネ、ゴーベール、イベールらが残した作品は、ときに憂いを帯びながらも流麗な美しさに溢れ、聴き手にあたたかな余韻を残す。フランスで学び、彼らの音楽に魅了されたフルーティスト 寺田愛が色彩豊かに描く渾身の1stアルバム。
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品番:NIKU-9005 定価:¥3,080-(税込)
J.イベール
Jacques Ibert (1890-1962)
[1] 戯れ(ソナチネ) Jeux - Sonatine pour flûte et piano
G. ピエルネ
Gabriel Pierné (1863-1937)
[2] セレナード 作品7 Sérénade op.7
[3] カンツォネッタ 作品19 Canzonetta op.19
C. ドビュッシー
Claude Debussy (1862-1918)
[4] 夢 Rêverie
G. フォーレ
Gabriel Fauré (1845-1924)
[5] コンクール用小品 Morceau de concours
[6] 小品 Pièces (Vocalise-Étude)
[7] シシリエンヌ 作品78 Sicilienne op.78
P. ゴーベール
Philippe Gaubert (1879-1941)
[8] 子守唄 Berceuse
ソナタ Sonate pour flûte et piano
[9] I. Modéré
[10] II. Lent
[11] III. Allegro moderato
A. ルーセル
Albert Roussel (1869-1937)
[12] アリア Aria
E. ボザ
Eugène Bozza (1905-1991)
[13] アリア Aria
M. ラヴェル
Maurice Ravel (1875-1937)
[14] 亡き王女のためのパヴァーヌ
Pavane pour une infante défunte
ピエルネ
Gabriel Pierné (1863-1937)
ソナタ 作品36
Sonate pour flûte et piano op.36
[15] I. Allegretto
[16] II. Allegretto tranquillo
[17] III. Andante non troppo - Allegro un poco agitato
寺田 愛(フルート) Ai TERADA, flûte
瀬尾和紀(ピアノ) Kazunori SEO, piano
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寺田 愛(フルート) Ai TERADA, flûte
茨城県ひたちなか市出身。4歳よりピアノ、9歳よりフルートを始める。桐朋学園大学附属 子供のための音楽教室(水戸教室)を経て、2009年桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒業。日本フルート協会東京部会主催第36回デビューリサイタルに出演。同年8月より渡仏し、フランス国立オールネイ・スー・ボワ音楽院(Conservatoire de musique et de danse à rayonnement départemental d’Aulnay-sous-Bois)フルート科においてパトリック・ガロワ氏に師事する。同音楽院最終課程を満場一致でPrix d’Excellenceを得て修了。併せてピッコロ、室内楽ともに修了。渡仏中、オランダ・フルート・アカデミーにてエミリー・バイノン氏に師事。2013年8月帰国。翌年、帰国記念リサイタルを開催し好評を博す。日本、フランスをはじめ国内外で多数演奏会に出演。
これまでにフルートを市毛里香、野口龍、瀬尾和紀、パトリック・ガロワの各氏に、ピッコロをピエール・キャロン氏に、室内楽を白尾彰、一戸敦、神田寛明、有田正広、藤井一興、篠崎史子、アン・ビアンコの各氏に師事。現在、ソロ、室内楽、オーケストラ客演等幅広く活躍している。
瀬尾和紀(ピアノ) Kazunori SEO, piano
1974年、北九州市出身。98年、パリ国立高等音楽院フルート科を首席で卒業すると同時に、ニールセン、ランパル、ジュネーヴなどの国際コンクールで立て続けに入賞を果たし、現在に至るまでフランスと日本を拠点としながらヨーロッパ諸国やアメリカ、カナダ、チリ、また中国、台湾、韓国などのアジア諸国において演奏活動を行い、各地の音楽祭や国際コンクールの審査員としても招かれている。
近年はフルーティスト、またピアニストとしての活動以外に指揮、編曲などにも携わり、秋吉台ミュージック・アカデミーを主宰するほか、CDレーベルを立ち上げ、レコーディング・プロデューサーの活動も含めた様々な企画・演奏が音楽界の話題を呼ぶなど、多事多端。名古屋音楽大学客員准教授も務める。
これまでに京都芸術祭賞(1999年)、北九州市民文化賞(2000年)、福岡県文化賞(2004年)をそれぞれ受賞。