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朝日新聞 for your collection(2017年06月19日 夕刊)★ 推薦盤
音楽の友(2017年7⽉号・音楽之友社)★今月の注目盤
⾳楽現代(2017年7⽉号・芸術現代社 )★準推薦盤
2017.06.10 ON SALE
パッヘルベルの幻影
The Vision of Pachelbel
佐藤祐介(ピアノ)
Yusuke Sato, piano
音楽は人間の感情と欲望をつかさどる最も洗練された芸術であり、
天使が神を讃える歌声や、天体の鼓動を表現する
多彩で自由なプログラミングを常とし、進化を止めないピアニスト 佐藤祐介が、パッヘルベルの傑作《アポロンの六弦琴》に挑む。現代に活躍する3名の作品を通して、またモダン・ピアノによる新たなアプローチで謎多き作曲家の実像と魅力に迫る。
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品番:NIKU-9010 定価:¥3,080-(税込)
伊藤巧真
Takuma Ito (1987- )
[1] - [7] 散華
Sange (2016)
ヨハン・パッヘルベル
Johann Pachelbel (1653-1706)
アポロンの六弦琴
Hexachordum Apollinis P.193-198 (1699)
[8] Aria Prima in D minor
[9] Aria Seconda in E minor
[10] Aria Tertia in F major
中堀海都
Kaito Nakahori (1989- )
パッヘルベルの夢
Dream of Pachelbel (2016)
[11] コラール・プレリュード
Chorale Prelude
[12] トッカータ
Toccata
[13] カノン
Canon
[14] ヴァリエーション
Variation
ヨハン・パッヘルベル
Johann Pachelbel (1653-1706)
アポロンの六弦琴
Hexachordum Apollinis P.193-198 (1699)
[15] Aria Quarta in G minor
[16] Aria Quinta in A minor
[17] Aria Sexta (Aria Sebaldina) in F minor
平山智
Tomo Hirayama (1981- )
[18] コラール前奏曲「暁の星はいと麗しきかな」
Chorale Prelude ’Wie schön leuchtet der Morgenstern’ (2016)

佐藤祐介(ピアノ)
11歳より作曲、12歳よりピアノを始める。14歳より本格的なレッスンを受け始め、15歳でリサイタル・デビューする。2005年にクラシックとデジタルミュージックで構成される音楽プロジェクト「Yu-suke Project」を立ち上げ、アルバム2 枚を同時にリリース。演奏、即興、作曲、レコーディング、楽曲提供などを積極的に行う。
2012年、日本で唯一の現代音楽演奏コンクールである、第10回現代音楽演奏コンクール“競楽X”(朝日新聞社・日本現代音楽協会主催)において優勝を果たし、さらに第22回朝日現代音楽賞および聴衆賞を受賞して注目を集める。それまでにも2004年U.F.A.M.国際音楽コンクール第2位(フランス)、第16回若い才能のためのスタインウェイ・ピアノコンクール第3位(フランス)、第3回三善晃ピアノコンクール第1 位および三善作品特別賞、第9回チェコ音楽コンクール第1位および全音楽譜出版社賞、第12回フッペル鳥栖平和祈念ピアノコンクール第1位および東洋新薬特別賞などをはじめ、国内外で数々の受賞歴を持つ。2011年、第15回浜松国際ピアノアカデミーを受講。近年は、ソロや室内楽など幅広い活動を展開し、イタリア、フランス、ドイツ、ルーマニアをはじめ、国内外で数多くの演奏会に出演。
知的な解釈に加え、ダイナミックかつ繊細な演奏に定評があり、ドイツ・フランスのバロック音楽、後期ロマン派、チェコの古典派や現代音楽、21世紀の諸作品、邦人作品まで多種多様なレパートリーを誇る。演奏される機会の少ない作曲家や埋もれた作品にも光をあて、積極的に取り上げるユニークな活動を行っている。また、数多くの国内外の作曲家の新作初演にも携わり、献呈・委嘱作品も多い。独自の視点をもった若手ピアニストの一人として、これからの活動が大きく期待されている。
伊藤巧真(作曲)
1987年福島県生まれ。作曲を嶋津武仁、指揮を杉山洋一の各氏に師事。「秋吉台の夏」現代音楽セミナー&フェスティバルに参加し、湯浅譲二、杉山洋一各氏のマスタークラスを修了。これまでに、第29回現音作曲新人賞入選、第30回現音作曲新人賞及び聴衆賞、第17回東京国際室内楽作曲コンクール最高位入賞、第11回カール・フォン・オシエツキー国際作曲コンクール特別賞及びレパートリー推薦作、第14回千葉市芸術文化新人賞など国内外で受賞。千葉県立幕張総合高等学校音楽教諭として音楽理論、ソルフェージュ等を教える傍ら、スイス・ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭ピッチング・セッション大賞を受賞した黄インイク監督による映画「緑の牢獄」の音楽を担当している。
中堀海都(作曲)
1989年生。14歳の頃から独学で作曲とピアノを始める。東邦音楽大学作曲科学士課程を首席で卒業後、奨学金給費生としてサンフランシスコ音楽院作曲科修士課程修了。現在はニューヨークにあるエンターテイメント企業に所属している。
ブライアン・M・イスラエル賞ほか多数に入選、受賞しており、作品はトンヨン国際音楽祭、ボストン古楽祭、ヌオーヴォ・コンソナンツァをはじめとする世界各地の音楽祭や演奏会で演奏されている。2015年にはニューヨークの国際連合本部にて個展演奏会を開き成功を収めた。近年はマスタークラス、講演などをローマ日本文化会館、コロンビア国立大学、広島市立大学などで行い好評を得ている。2016年5月、音楽を担当している映画「海の彼方」が、台北映画賞のドキュメンタリー部門にノミネートされた。
平山智(作曲)
一橋大学社会学部卒業。現代哲学を専攻。第2回日本ジュニア管打楽器コンクール大学・一般ホルンソロ部門入賞。ホルンを会田省三に、作曲を徳山美奈子に師事。2010年からホルンとシンセサイザをMIXした個性的な作品群を発表しART雑誌「MEMO」にて取り上げられる。コンサートシリーズ「TOKYO TO NEW YORK」では2014~2016年にピアノとクラリネット、篳篥の作品が採用され、東京、NYで初演。篳篥作品は「TEDxTsukuba2015」でも取り上げられ好評を博す。2014年「新ピアニスト宣言」にて佐藤祐介委嘱作品「Faceless People」世界初演。近年は現代音楽作品の評価が高まっており、世界各国で作品が取り上げられている。