レコード芸術(2022年1⽉号・⾳楽之友社)★ 準特選盤・優秀録音盤
ステレオ(2022年1月号・⾳楽之友社)★ 優秀録音盤
2021.12.10 on sale
トリステ
〜イングリッシュ・ホルン/バス・オーボエとパイプオルガンによるテレマン&バッハ・ソナタ集〜
"TRISTE" sonatas of Telemann & Bach by english horn/ bass oboe with pipe organ
[NIKU-9040]
庄司さとし(イングリッシュ・ホルン&バス・オーボエ) 和田純子(オルガン)
Satoshi Shoji, english horn & bass oboe Junko Wada, organ
オーボエをはじめ様々な楽器でクラシックからポップスまでマルチな活動を展開する庄司さとしと、オルガン奏者として多方面で活躍を続ける和田純子が洒脱な対話で共鳴する。太く深みのあるイングリッシュ・ホルン、躍動的で優美なバス・オーボエ、柔らかく豊かなバロック様式オルガン…独特な響きに包まれた空間に、テレマンとバッハの名曲に潜む普遍的な魅力が薫り立つ。
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TRACKS
ゲオルク・フィリップ・テレマン Georg Philipp Telemann (1681-1767)
「忠実な音楽の師」より バスーン・ソナタ ヘ短調
Basoon Sonata in F minor, TWV 41:f1 from “Der getreue Music-Meister”
#01 I. Andante [3’12”]
#02 II. Largo e dolce [4’25”]
#03 III. Presto [1’56”]
#04 IV. Vivace [2’19”]
ヨハン・セバスティアン・バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750)
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第2番 ニ長調
Sonata for Viola da Gamba & Harpsichord No.2 in D major, BWV1028
#05 I. Adagio [1’51”]
#06 II. Allegro [3’06”]
#07 III. Andante [4’12”]
#08 IV. Allegro [4’49”]
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番 ト長調
Sonata for Viola da Gamba & Harpsichord No.1 in G major, BWV1027
#09 I. Adagio [3’55”]
#10 II. Allegro ma non tanto [3’56”]
#11 III. Andante [2’10”]
#12 IV. Allegro moderato [3’27”]
フラウト・トラヴェルソとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ロ短調
Sonata for Flauto Traverso & Obligato Harpsichord in B minor, BWV1030
#13 I. Andante [8’56”]
#14 II. Largo e dolce [3’07”]
#15 III. Presto [6’55”]
total time [58’41”]
庄司さとし(イングリッシュ・ホルン #1- 4, #13-15 &バス・オーボエ #5-12)
Satoshi Shoji, english horn #1- 4, #13-15 & bass oboe #5-12
和田純子(オルガン)
Junko Wada, organ
録音:
2021年6月2-3日、7月29-30日 軽井沢 ヴィラセシリア音楽堂
2-3 June & 29-30 July 2021, Villacecilia Concert Hall Karuizawa
ARTIST
庄司さとし Satoshi Shoji
北海道夕張市生まれ。中学生の頃リコーダーを習っていた遠藤一己氏の勧めでオーボエを始め、札幌交響楽団首席奏者の故高橋史郎氏に師事する。国立音楽大学卒業。故丸山盛三に師事し、大学在学中新星日本交響楽団へ入団。以後東京フィルハーモニー交響楽団首席奏者を歴任し22年間在団した。1980年代から2005年まで古楽器奏者としても活動し、多くの古楽器演奏団体に参加している。オーケストラ退団後はフリーランスとして全国各地のオーケストラへ客演首席奏者として招かれたりもするが、主な活動の場はスタジオ・ミュージシャンとしてクラシック系からポップス系へ移行。参加したアルバムやサウンドトラックは数百枚に及ぶ。故服部克久氏とは東京ポップスオーケストラ、音楽畑などを通して深い関係を築く。さだまさし、槇原敬之、椎名林檎、南こうせつ、スキマスイッチ、いきものがかり、Kanら多数のアーティストのサポートミュージシャンとしてツアーやレコーディングに参加。ライブハウス出演多数。近年はショーム、ドゥドゥク、ズルナ、シャハナイ、ソナーなどダブルリード系民族楽器を多数演奏している。2010年、故篠原敬介氏プロデュースによるソロアルバム「極旋」をリリース。文化庁派遣在外研修員としてニューヨークへ留学。ジョン・フェリロ氏(メトロポリタン歌劇場管弦楽団首席、現ボストン響首席)に師事。渡米中はニューヨーク近郊で盛んに演奏活動を行う。これまでの公演は全国すべての都道府県、海外はロンドン、マドリッド、ベルリン、ウィーン、リンツ、プラハ、リヨン、ニューヨーク、北京、大連、釜山、ソウルなどの都市数十か国に及ぶ。沖縄県立芸術大学音楽学部、日本大学芸術学部音楽学科各非常勤講師。
《使用楽器》
イングリッシュ・ホルン:
ポール・ラウビン 1994年製作グレナディラ材 Paul Laubin Grenadilla #2093(1 - 4)
フォックス社2016年製作メープル材 FOX Maple#1927(13 - 15)
バス・オーボエ:
リグータ社2015年製作グレナディラ材 Rigoutat Grenadilla #3046(5 - 12)
和田純子 Junko Wada
ウィーン国立音楽大学オルガン・コンサート科卒業、同修士課程を満場一致の最優秀成績にて修了。国家演奏家資格(ディプロムA)取得。オーストリア政府より『栄誉賞』受賞。さらにブレーメン国立音楽大学古楽科オルガン専攻で歴史的オルガン演奏の研鑽を積む。オルガンを廣野嗣雄、鈴木雅明、M.ラドゥレスク、H.フォーゲルの各氏に師事。在学中にブルージュ国際オルガンコンクール入賞、インスブルック国際オルガンコンクール入選。ウィーン・フリーデンス教会オルガニストを務める。帰国後はICU大学副オルガニスト、カザルスホール専属オルガニスト、新潟市民芸術文化会館専属オルガニストを歴任。現在、日本聖公会神田キリスト教会主任オルガニスト、聖歌隊指揮者、軽井沢ヴィラセシリア音楽堂主宰。女声合唱マーガレット・コンソート指揮者。これまでにオーストリア、イタリア、スロベニア、フランス、ドイツ、ノルウェーなど海外でのオルガン・コンサートに招かれるほか、国内ではサントリーホール、東京オペラシティコンサートホール、横浜みなとみらいホールを始め、教会、チャペルでのオルガン・コンサートに出演。オーケストラではNHK交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、札幌交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演。合唱団、アンサンブルとの共演も多い。オルガン・マスタークラスの企画、通訳も務め、後進の指導にもあたっている。CD「軽井沢の3つのオルガン」(レコード芸術準特選盤)、「カヴァッツォーニ・オルガン作品集」をリリース。主宰する軽井沢ヴィラセシリア音楽堂では日本唯一のイタリア・ルネサンス様式のパイプオルガンを設置し、ルネサンス、バロック時代のオルガン芸術の普及に力を注いでいる
《使用楽器》
バロック様式オルガン(1段手鍵盤)
仕様:Gedackt 8’ (木管)/Rohlflute 4’/Principal 2’
音域:C,D,E ― d” (49鍵)
調律:ヴァロッテイ
ピッチ:440Hz a 20℃
2015年ザニン・オルガン工房建造。2020年2月ヴィラセシリア音楽堂に設置。