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音楽現代(2024年6月号・芸術現代社)★ 推薦盤
2024.04.10 ON SALE
ビリーフ〜クラリネット小品集
BELIEF – little pieces for clarinet -
伊藤 圭(クラリネット) Kei Ito, clarinet
榊原紀保子(ピアノ) Kihoko Sakakibara, piano
NHK交響楽団首席クラリネット奏者を務める伊藤 圭とソリストとしてだけではなくアンサンブル・ピアニストとしても多方面で活動の幅を広げている榊原紀保子の二人が、長年かけて培ってきたアンサンブルで様々な時代の名曲に新たな息吹をもたらす。それぞれのテクニックは論を俟たず、ただ心を合わせて作品の魅力を入念に映し出すその姿勢は、音楽に対する敬意と信念を憶えさせる。
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品番:NIKU-9059 定価:¥3,080-(税込)
[1] シャルル=マリー・ヴィドール:序奏とロンド
Charles-Marie Widor (1844-1937): Introduction et Rondo, op.72 (1898)
ガブリエル・グロヴレーズ:ラメントとタランテラ
Gabriel Grovlez (1879-1944): Lamento et Tarentelle (1923)
[2] I. ラメント Lamento
[3] II. タランテラ Tarentelle
[4] アルベール・ボーカン:哀歌
Albert Beaucamp (1921-1967): Complainte (1951)
[5] モーリス・ラヴェル:ハバネラ形式の小品
Maurice Ravel (1875-1937): Pièce en forme de Habanera (1907)
ベーラ・バルトーク:3つのチーク地方の民謡
Béla Bartók (1881-1945): Három Csík megyei Népdal, BB 45b Sz 35a (1907)
[6] I. ルバート Rubato
[7] II. リステッソ・テンポ L'istesso tempo
[8] III. ポコ・ヴィーヴォ Poco vivo
[9] レオー・ヴェイネル:ハンガリー舞曲
Leó Weiner (1885-1960): Peregi verbunk, op.40 (1951)
[10] セルゲイ・ラフマニノフ:チェロ・ソナタ – 第3楽章〈アンダンテ〉
Sergey Rachmaninov (1873-1943): Third Movement ‘Andante’
from “Cello Sonata, op.19” (1901)
[11] セルゲイ・ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
– 第18変奏〈アンダンテ・カンタービレ〉
Sergey Rachmaninov: Variation No.18 ‘Andante Cantabile’
from “Rhapsody on a Theme of Paganini, op.43” (1934)
[12] アストル・ピアソラ:アヴェ・マリア「タンティ・アンニ・プリマ」
Astor Piazzolla (1921-1992): Ave Maria, “Tanti anni prima” (1984)
[13] ミケーレ・マンガーニ:アルバムの綴り
Michele Mangani (1966- ): Pagina d'Album (2007)
[14] ゲイリー・ショッカー:後悔と決心
Gary Schocker (1959- ): Regrets and Resolutions (1986)
[15] ナイジェル・ヘス:ラベンダーの咲く庭で - テーマ
Nigel Hess (1953- ): Theme from Ladies in “Lavender” (2004)
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伊藤 圭(クラリネット) Kei Ito, clarinet
宮城県大崎市生まれ。2001年東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。第6回日本クラリネットコンクール第1位。第75回日本音楽コンクール入選。東京オペラシティ リサイタルシリーズ「B→C 」に出演し、その様子はNHK-FM 「クラシック倶楽部」に取り上げられた。藝大フィルハーモニア、東京都交響楽団を経て、2011年よりNHK交響楽団首席クラリネット奏者を務める。
協奏曲のソリストとして、2014年東京藝大「創造の森」において尹 伊桑《クラリネット協奏曲》、2020年台湾嘉義市国際音楽フェスティバルに招聘されP.スパーク《クラリネット協奏曲》を演奏。2019年「天皇陛下 御即位30年 奉祝感謝の集い」ではモーツァルト《クラリネット協奏曲》の特別奉祝献奏を行い、2021年第1938回NHK交響楽団定期公演のソリストとして同曲を協演。
ソロ・アルバムは2017年に「レヴーズマン 藍の詩」(Fontec)を、2022年には「マックス・レーガー:クラリネット・ソナタ集」「マインド〜クラリネット小品集」(299 MUSIC)をリリースし、レコード芸術誌 準特選盤に選出されるなど各紙で好評を得る。
2018年から仙台クラシックフェスティバルに連続して招聘されリサイタルを開催している。
これまでにクラリネットを千石 進、日比野裕幸、野田祐介、山本正治、三界秀実、村井祐児の各氏に師事。
東京音楽大学兼任准教授、東京藝術大学、国立音楽大学講師として、また国内外のマスタークラスの講師として招聘され、後進の指導にあたっている。ソロ、室内楽、指導者としての活動の傍ら、幼稚園から高等学校までのアウトリーチ事業にも取り組むほか、介護施設などでの演奏を行なう活動も継続し現在活動の充実期を迎えている。
使用楽器:ビュッフェ・クランポン「フェスティバル」(B♭/A)
榊原紀保子(ピアノ) Kihoko Sakakibara, piano
鎌倉市出身。東京音楽大学卒業、同大学研究科修了。
研究科在籍中より本格的な演奏活動を開始。2001年にチェコに渡りProf.A.Vlasáková氏の元で研鑽を積み、2002・2005年にはターリヒ弦楽四重奏団とドヴォルザーク《ピアノ五重奏曲》などで共演し、アンサンブル・ピアニストとしての活動の幅を広げていく。2003年からはオペラシアターこんにゃく座のピアニストを務め47都道府県ほぼすべてで公演をおこなっている。現代作曲家との関わりも多く芥川龍之介作、木下牧子作曲《音楽物語~蜘蛛の糸〜》はじめ数々の作品を委嘱、初演。また松本幸四郎(現・松本白鸚)主演の舞台《アマデウス》では2004年より音楽スタッフとして参加するなど、ジャンルを問わない豊富な実績と、繊細かつスケールの大きい色彩豊かな演奏は器楽・声楽を問わず国内外の様々な演奏家から絶大な信頼を寄せられている。近年は出身地の鎌倉にて子どもたちへの音楽普及活動も続けている。ビール好きなピアニストとしてジャパンビアソムリエ資格も有する。
東京文化会館新進音楽家デビュー・オーディション合格、ピティナ・ピアノコンペティション全国大会入選、大阪国際音楽コンクール2台ピアノ部門第1位。ピアノを土屋明子、久保田裕子、平塚久子、鹿目美智子、三浦捷子、川上昌裕各氏に、室内楽・伴奏法を御邊典一、広瀬宣行、迫 昭嘉、土田英介各氏に師事。